お知らせ

2020.05.15

運営推進会議

第48回 運営推進会議を行いました。

 ※今回は、新型コロナウイルス感染防止対策として文書及び電話により開催する。

  4月27日(月) 各委員に運営状況及び活動状況報告、身体拘束防止について文書を郵送。

  5月15日(金) 各委員に電話にて意見を聴取。(入居者代表は直接聴取)

 

*運営状況・活動状況報告

 

*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見

 ①令和2年2月12日(水)

  ※前回紹介させていただいた方のその後の経過について報告。

  <事例:ひのきユニット>

   99歳 女性 認知症はあるが、意思疎通ができ尿意・便意がある方で、身体状態は掴まれば

   立つことが出来るが歩行は困難なため車椅子を使用されている方です。ベッドに休まれて

   いる際、起きられて車イスに乗らず、お尻をずってトイレへ向かわれ、手すりに掴まり立つ

   ことが出来る方で、立ち上がる際に転倒リスクが高い方です。

  ・事例 :ご本人の生活リズムで、夕食後18:30頃にいつものトイレを使い就寝される。排尿

       頻度は、18:30~20:00にかけてトイレに行く様子が多くみられ、現在22:00に

       定時で声かけをしているが、排尿間隔が短い場合、ご本人は眠そうで辛そうな時が

       ある。自ユニットに夜勤者が不在の場合、本人の意に介さない定時の声かけは虐待

       にあたるのか。

  ・改善策:現状30分に1回の巡視のため、寝ている時は夜勤者同士で協力して排泄時間をずらす

       対応をとる。不在時、ご自分でトイレを使う可能性もあるため、巡視時に車椅子の

       位置やブレーキの確認を徹底する。夜勤までの排尿状況について夜勤者に報告し、

       定時に限らず時間をずらして声かけをし、トイレ誘導する。

  ・その後の経過:

       遅番、夜勤者間で密に報告を行い、排泄希望時に対し柔軟に対応している。

       現在のところ、失禁・転倒みられず今後も対応を継続していく。

   ※上記、前回の報告を書面にて行う。

 

 ②令和2年3月11日(水)

  <事例:かえでユニット>

   87歳 女性 認知症があり、歩行時はふらつきがありシルバーカーを使用している方です。

  ・事例 :夜間はポータブルトイレ使用だが、リビングに起きてきてトイレに行きたいと話さ

       れる。夜間は歩行のふらつき等安全面を考慮し、ポータブルトイレで排泄を行う

       ことを説明し納得はされる。本人はポータブルトイレがある事を忘れていて、トイレ

       に行くと話されるのかわからない。本人がトイレと言ってポータブルトイレを使って

       いただくよう説明することは本人の意向に沿わず行動を抑制していることになるのか。

  ・改善策:本人が夜間起きた時ポータブルトイレのところにトイレとわかるように貼り紙をして

       おく。本人の希望によってトイレに行きたいと話される時は、夜間帯なので歩行の

       ふらつきや転倒等、安全面に十分配慮しトイレに行ってもらう。

  ・その後の経過:

       トイレとわかるように貼り紙を作成し、ポータブルトイレに貼った。ポータブル

       トイレを使うこともあるが、トイレに起きてくる時もある。トイレと希望される

       時は安全面に配慮しトイレに行ってもらっている。

  ・ご意見

   (A様)ポータブルトイレを近くに置いて使う時もあれば、トイレへ行かれることもあるの

       ですね。

   (O様)ご本人の行きたい方へ行かれ、職員が付き添われているようなので、そのままで

       いいと思います。

 

 ③令和2年4月15日(水)

  <事例:くるみユニット>

   93歳 女性 認知症があり、生活全般に介助を要する方で、四肢拘縮はあるが、麻痺はない

   方です。

  ・事例 :右手が不随意に自身の鎖骨辺りを掻いてしまい掻き壊してしまう事がある。都度

       掻かないように説明するが、認知症の影響があり理解されず。今以上の傷に繋がら

       ないような対応方法は何かないか。

  ・改善策:体温がもともと高めの方なので、室温を高すぎないように調整し、掛物調整も行い

       高温多湿にならないようにする。

       爪が伸びすぎないように爪切りの頻度を見直す。また、爪切り後には爪やすりを実施

       する。

       衣類が前開きマジックテープの物で、マジックテープの粘着力が弱まり、すぐに

       はだけてしまうこともあるので、ご家族に相談し、ボタン留めや被り物を用意して

       いただけないか検討する。

  ・その後の経過:

       自身での掻き壊しはなく落ち着いている。痒みがみられた際、随時軟膏を塗布。

       入浴後には保湿クリームを塗布。爪の伸びすぎがないよう、ユニット内で入浴後

       の爪切りと爪やすりを行うよう申し送りをしている。下着がよくはだけてしまう

       ため、現在ご家族に被りの下着を依頼中。

  ・ご意見
   
   (Y様)軟膏を塗って痒みは治まっているようですね。

   (K様)爪をこまめに見てあげているのであれば安心ですね。痒いのは我慢できません

       からね。

 

*評価・要望・助言

 ・入居者代表

   (O様)特に困っていることはないです。

       先月は久しぶりに編み物をしました。編み物は前からやっていたのですぐに編め

       ました。コースターを作ったんです。

   (K様)特にないですね。良くしてもらっていてありがたいです。

 ・家族代表

   (O様)新型コロナの対応、大変でしょう。皆さんがしっかりやっていてくれているおかげ

       で、家族としても安心して預けていられます。本当に感謝です。

   (A様)新型コロナウイルスで面会禁止となりましたが、施設のご配慮によりテレビ電話、

       窓越し面会を行えるようにしてくださり、ありがとうございます。早速、今日の

       午後にテレビ電話面会を行わせていただきました。久しぶりに母と話すことができ

       嬉しかったです。ありがとうございます。

 ・ 地域住民代表

   (Y様)新型コロナウイルスの影響でボランティアの受け入れを中止しているんですね。

       外部からの持ち込みが一番怖いですからね。施設の職員さんは本当に大変だと

       思います。ご苦労様です。

 ・地域包括支援センター

   (K様)新型コロナウイルスの影響がいろいろと出てきていますね。ボランティアの受け

       入れ制限もそうですし、ヤング会やふくろうの会のホール使用も制限をかけない

       と、感染リスクも高くなりますからね。持ち込まない対応も大変だと思います。

 

関連施設
  • 【さくらの杜】宇都宮市の特別養護老人ホーム
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