第59回 運営推進会議を開催しました。
新型コロナウイルス感染防止対策として文書及び電話により開催する。
*運営状況・活動状況報告
*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見
①令和4年1月19日(水)
<各ユニットの事例について>
くるみ
事例 :89歳 女性 認知症なし
離床時は車イスを使用し、ご自分で起居動作や移乗ができなく職員の介助
にて行っている方。
ここ最近で大幅な体重増加があり、移乗時など全介助のため職員の身体への負担も
大きく、本人と相談し毎食の軟飯を減らすことになった。だが、本人は炭水化物が
好物で、それを減らしてしまうことは、虐待につながるような可能性があるのか。
また、何かいい方法はないか検討したい。
改善策:・生活が変わっていないのに、なぜ急に体重が増加したのか原因を探る。
・心不全がある為、医務が身体を観察して、医師に診察していただく。(浮腫み
かもしれないムクミかもしれない)
・職員の身体の負担を減らすために、なるべく2人介助で行う。
・車イスをモジュール型に変更してみる。
・スライドボードを試してはどうか。
・水分補給時は無糖を提供する。
・本人の運動量を減らす。
ご意見(O様)体重のある入居者の介護は大変でしょうね。無理な姿勢で介護する時もあるん
でしょうから、大変ですね。
(I様)一番いいのは本人も職員さんも負担が少なく行えることがいいと思います。
福祉用具で対応できるものがあるのでしたら、試してみるのもいいと思います。
②令和4年2月9日(水)
<他の施設等の身体拘束・虐待防止について>
超高齢化社会:介護が抱える問題に迫る。
①介護職による高齢者虐待
介護職による高齢者虐待は年々増え続けています。2015年以降は年間4万件を超え続けて
います。
②家族・親族による高齢者虐待
厚生労働省の調査によれば、在宅介護の現場で起こった虐待件数は把握されているだけ
でも15,976件、相談・通報の件数は26,688件となっています。
③介護業界の人材不足問題
2025年には需要245万人に対して供給が211万人と30万人以上が不足する見込みです。
介護職の離職率は年間16.7%となっており、5~6人に1人が退職している。
理由:職場の人間関係
収入が少ない
運営体制に不満がある
ご意見(O様)資料を拝見しましたが、職員不足で職員の業務にしわ寄せがありコロナ禍と
いう中でストレスを抱えた状態で介護を行う皆さんには頭が下がります。
(Y様)家族や親族の虐待のところですが、息子が一番多く、夫、娘とありましたが、
男性の方に多いんですね。私も介護をしている時に、ちょっとしたことでイラ
イラしてしまったことがありました。人を相手にすることは大変ですよね。
*評価・要望・助言
・入居者代表
(K様)この前お汁粉を出してもらいました、栗が入っていて美味しかったです。
また機会があれば食べたいです。
(O様)ここに居られて幸せです、食事もちゃんと出るし、片付けもしてくれて
ありがたいです。
(O様)お汁粉食べましたけど、お餅が入っていなかったから、今後はお餅が入って
いるお汁粉が食べたいです。
・家族代表
(O様)特に要望とかはないです。母が元気で過ごしていられることが何よりです。
職員の皆さんには感謝しかないです。
・地域住民代表
(Y様)コロナ感染者がなかなか減らなくて大変ですね。私も民生委員として地域の
高齢の方の困りごとの相談にのっていますが、コロナワクチン接種の予約が
簡単になればいいですね。