お知らせ

2019.01.18

運営推進会議

第40回 運営推進会議を行いました。

 

*運営状況・活動状況報告

 

*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見

 ・前回の運営推進会議時に報告させていただいた事例のその後の経過について報告。

  ①平成30年10月24日(水)

   <事例:ひのきユニット>

   ・議題:高リスク者へのセンサー系福祉用具の使用について

       暴力行為・無断外出・転倒等の高リスク者への安全対策として、センサー系福祉

       用具を現在使っていないが、対策としては必要ではないか。

   ・結論:夜間は他施設より人員を多く配置しているため、短時間の巡視の見守りで対策

       できるのではと思う。問題行動がある場合には、個人への対応を考える必要が

       ある。センサーの使用方法によっては行動の抑制になるため、拘束に繋がる事は

       避けたい。しかし、使用に関して委員会で議論し、必要性について検討すること

       は必要なので、対象者がいればその都度検討していく。

   ・その後の経過:

       現在対象者がいないため、今後対象者が上がってきた時に検討していく。

  ②平成30年11月28日(水)

   <事例:かえでユニット>

    93歳 男性 認知症あり 意思疎通が可能な方

   ・事例:自分の意思・思いを伝えられる方で、自室でテレビを観たり、運動されたり、

       席も今の所が良いと思われ、自分の生活リズムが出来ており本人の好きなよう

       に過ごしていただいている。一人で過ごしたい時もあり、自室で過ごしている

       ことが多くみられるが、職員は他入居者との交流も増やしていき、生活に他者

       との楽しみも感じてもらいたいと思っている。レクリェーション等への声かけ

       を行うことは、本人のやりたいことへの時間の拘束、興味がないことへの参加

       は虐待にあたるのか。

   ・改善策:本人が自分の意思や思いを伝えることが出来る方なので、本人の意向を尊重

        しつつ、レクリェーションの参加や余暇への参加の声かけを継続していく。

        本人の趣味で将棋が好きなため、提供の検討及び他の趣味を探し、生活にリズ

        ムを与え、違った楽しみを提供できるよう努める。

   ・その後の経過:

        日中は起きていた方が良いと先生に言われリビングにいることが増えた。レク

        リェーション体操などの体を動かすことが好きなので声かけを継続していく。

        最近、不穏な言動があるので、その都度声かけをしていく。

   ・ご意見:(F様)思いを伝えられるとのことですので、声かけを継続してもいいのでは

           ないでしょうか。母も好きなボランティアやそうでもないものもある

           ようで、好きなボランティアに参加させていただいています。

        (S様)「体を動かさないと」と思うが、動けないこともあると思います。

           「体を動かさなきゃ」との本人の意向も大切で、好きなものに参加し

           てもらっていいのではないでしょうか。家での習慣を聞いてみるのも

           良いと思います。

  ③平成30年12月26日(水)

   <事例:あけびユニット>

    93歳 女性 認知症で直近の物事をわすれてしまい、心配性の方です。

   ・事例:ショートステイ利用中に「靴が無い」と話され、ユニット玄関を出てホールまで

       行かれることがある。見守りが出来る時には職員も一緒に付き添いを行っている

       が、他利用者の介助中に行かれることもあり、とっさに「そっちに行かないで」

       という声かけは本人の行動抑制にあたるのか。

   ・改善策:本人に今は行けない理由を説明し、見守りが出来る時に一緒に付き添う。

   ・その後の経過:

        委員会での改善策を今月実施しているため、報告は次回の会議時に行わせていた

        だく。

   ・ご意見:(I様)「○○さんの靴は△△です」と表示してみてはどうか。また、靴への執着

            は何なのか、外に行きたい理由は何なのかを探ってみてもいいのではない

            でしょうか。家での習慣を聞いてみるのも良いと思います。

            職員が利用者の行動を抑制する声かけは拘束に繋がると思います。

 

*評価・要望・助言

 ・入居者代表

  (O様)新年会で餅つきをした。毎年、片手だけだけど楽しかった。

  (H様)年末におでんを作った。野菜の皮を剥いたり、切ったりしてとても美味しくいただ

     きました。出汁がきいてて美味しかった。

     新年会で職員さんが上手に踊りを踊っていた。

 ・家族代表

  (F様)インフルエンザにかかられた方がいらっしゃって面会に来れなかったのですが、同

     じユニットにいつもお話してくれる方がいて、「インフルエンザが落ち着いても

     体温計で測ってくれている」と言っていたので安心しています。皆さん優しい職員

     さんばかりで良かったです。面会時には普段の様子を教えてくださり、先日は弟の

     名前を言っていたことを教えてもらいました。私は週1回1時間半くらいの面会です

     が、日中の様子を教えてくれて、ありがたく思っています。母が笑顔でいられるこ

     とが何よりです。他の入居者の方とも話をさせてもらって、元気をもらって帰って

     います。感謝の言葉しかありません。

  (S様)職員の皆さんがとても親切で、家族の構成までわかっていてくれて、名前で呼んで

     くれて、いい所に入れたと思っています。今後もよろしくお願いします。

 ・地域住民代表

  (Y様)特にありません。

 ・地域包括支援センター

  (I様)特にないです。大丈夫です。

 

*その他

 ・12月下旬からインフルエンザ確定者が入居者が1名・職員が3名いましたが、年明けからは

  新たな発症者もなく終息を迎えました。感染症への対策には十分気をつけていましたが、

  ご家族様にはご心配をおかけし申し訳ありませんでした。今後も、ご面会に来られる方に

  対して、うがい・手洗い・マスク着用のご協力をお願いいたします。

 ・理事長より

  さくらの杜にいることが多いですが、月に1回はユニット周りをしたいと思っており、昨秋

  から来ていますが、皆さんお元気そうで良かったと思います。要介護度がついた方にお越し

  いただくところですので、安心して過ごしていただけるよう日々努力しているところです。

  いち早く異変に気付き、病気にならないよう今後も気をつけてみさせていただくと共に、

  ご家族や地域の方に支えていただきながら、今年1年もどうぞよろしくお願いいたします。

関連施設
  • 【さくらの杜】宇都宮市の特別養護老人ホーム
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