お知らせ

2018.07.20

運営推進会議

第37回 運営推進会議を行いました。

 

*運営状況・活動状況報告

 

*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見

 ・前回の運営推進会議時に報告させていただいた事例のその後の経過について報告。

  ①平成30年4月25日

   <事例:あけびユニット>

    81歳 男性 認知症あり 耳がやや遠い

   ・事例  日中、大きな声で話されている利用者で、夜間も眠れないと職員のところ

        へ来られ、大きな声で話されるので、夜間帯「寝ている利用者がいるから

        小さい声で話して」と言うも大きな声で話すので「静かにして」という

        声かけは身体拘束、または身体拘束に繋がる恐れはあるのか。

   ・改善策 小さい声で話してと言うのは、他利用者への配慮なので、身体拘束には

        当たらないと思われる。

        命令口調でなければ、身体拘束にはならないと思われる。

        時間を聞いてくることが多いので、部屋に時計を置き、トイレに起きた時

        に部屋の時計で時間を確認してみる。部屋の中での会話なので、リビング

        よりも声が響かないのではないか。見慣れた時計の方が見やすいと思われ

        るので、ショート利用時に持参していただく。

   ・その後の経過

        改善策実施後、ショート利用時にご自分の時計を持参していただき、職員

        への声かけも少なくなり、自身にて居室の時計で確認していただいている。

        朝方4時過ぎに声をかけられることもあるが、改善策実施前に比べ、落ち着

        いて夜間過ごしていただいているため、改善策を今後も継続していくこと

        となる。

 

  ②平成20年5月23日(水)

   <事例:くるみユニット>

    92歳 男性 認知症、骨折の既往あり。類天疱瘡の発症あり。

   ・事例  最近、類天疱瘡発症による体調不良や体力低下がみられ、自室にて臥床の

        時間が増えてきている。臥床時間が増えたため、家族にテレビを依頼し

        ベッド右側に配置した。枕右へナースコールとリモコン、ベッドのリモ

        コンを置いていたところ、誤ってテレビの音量を上げてしまったり、昨年

        はベッドの高さを変えてしまう事故も起きている。

        リモコンを別の場所に置くことは身体拘束、虐待になってしまうのか?

   ・改善策 事故の危険性も考えられるため、ベッドのリモコンは枕の左側、テレビの

        リモコンとナースコールは現在の場所へ置き、リモコンが混同しないよう

        手の届くところへ置く。

   ・その後の経過

        最近はナースコールを押すことも少なくなってきている。様子観察し、

        元の位置へリモコンを置くか検討する。

   ・ご意見 (F様)テレビの音量を上げすぎてしまうと、他の入居者の迷惑になって

            しまうこともある。ナースコールで職員へ声をかけて、テレビや

            リモコンを操作してもらってはどうか。

        (Y様)身体拘束、虐待には当たらないと思う。

        (K様)身体拘束、虐待には当たらないと思う。自室にて1人で寝ているの

            はかわいそうな気がするので、昼間はベッドごとリビングへ連れて

            きて、皆さんと一緒に過ごしてもらうのはどうでしょうか。

 

  ③平成30年6月27日
   <事例:ひのきユニット>

   86歳 女性 認知症があり、最近症状も進行してきており会話の理解も困難な方

   ・事例  就寝時は畳で休まれているが、体動も激しいため、畳横のカーペットまで

        うごかれていることがある。皮むけや傷も多く、うつ伏せになると顔に浮腫

        みがみられることがある。体位変換用のクッションを本人の周り4方向に使用

        することは身体拘束に当たるのかをユニット内で検討しているが、拘束に

        なるのか?

   ・改善策 安楽な姿勢確保のためのクッションであり、本人の動きを妨げる置き方は

        身体拘束に当たる。体動が激しい時には巡視時間を変更したり、その日

        その時の状態を観察し、クッションの位置やポジショニングを検討する。

   ・その後の経過

        委員会での改善策を今月実施しているため、報告は次回の会議の時に行わせ

        ていただく。

   ・ご意見 (S様)安全のために4方向を囲うことは拘束になるのですね。安全のためなら

            いいのではないかとも思います。

 

*評価・要望・助言

 ・入居者代表

   (T様) 洗濯物を畳んだり、時々料理とかもしています。大したことはできないけど

        できることはやりたいと思っています。気が付いたことしかできないですよ。

        迷惑をかけないようにしたいとおもっていますし、できる事は頑張って

        やろうと思います。

 ・家族代表

   (S様) にこにこサロンというグループは自治会でやっているんですね。

         →どこでもできる体操や計算や将棋などをしています。(Y様)

   (F様) 以前は散歩などを一緒にしていたのですが、施設に入りそんなこともでき

        なくなると思っていました。先日、「ユニットの行事で外食へ出かけるので

        一緒にどうですか」と誘われてとても嬉しかったです。もう、一緒に外食

        へは出かけられないと思っていたので、とてもありがたかったし、嬉しかっ

        たです。母と一緒にお寿司を食べに行ったのですが、母も場所が違うことは

        わかっていたようで食が進んでいなかったですね。私も胸がいっぱいで食べ

        られませんでした。こちらの施設はとても温かい雰囲気で、職員も優しく、

        家族に対しても温かくて嬉しいです。すごくありがたいです。一緒に行かれ

        た方とも話が出来て、親近感を持つことができました。また、イベント等が

        あったら誘ってほしいです。

 ・地域住民代表

   (Y様) にこにこサロンで月に1回こちらのホールを使わせていただいています。

        男性の方も楽しみに来てくれています。将棋をやる楽しみができて良かった

        と思いますし、場所の提供をしていただいてありがとうございます。

        6月からパーカッションの練習をしていて、先月こちらにも来させていただき

        ました。教える方もだんだん厳しくなってきているようです。

        9月2日(日)に逆面の敬老会でこちらのホールを使わせていただき、敬老会

        を企画しています。お世話になります。

 ・地域包括支援センター

   (K様) いつもふくろうの会やヤング会でお世話になっています。

        生き生き100歳体操に参加されている方が、体力がつくのも、ここに来るのも

        楽しみで、体操をやる前と比べ体力がついて良くなっていく、ご飯も食べて

        体操して・・・皆さんに感謝しています。なかなか集まれる場所もないので

        感謝しています。

 ・その他

   (理事長より)

        さくらの杜が開所しましたのが今から20年前、平成11年のことです。

        これまで50名定員で入居者の方のお世話をさせていただいてまいりましたが

        今年の8月1日より以前行っていたショートステイ10床を特養部門へ転換する

        ことが決まりました。8月より徐々に入所者の受け入れを行い、年内を目途

        に満床にしていき、入所待機者の減少を目指していきたいと思っています。

 

*次回予定

   平成30年9月21日(金)15:30~

関連施設
  • 【さくらの杜】宇都宮市の特別養護老人ホーム
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