第43回運営推進会議を行いました。
*運営状況・活動状況報告
*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見
①令和元年5月15日(水)
<事例:くるみユニット>
・議題 :インフルエンザ等の感染時期に、感染疑いのある方(熱が出た等)
に居室で過ごしてほしい旨を伝えるが、リビングで過ごすことを
望まれる方がいた。認知症の無い方で、自分は感染症に罹ってい
ないと思っている。自分の生活リズムのある方を、無理に居室に
連れて行くことは身体拘束にあたるのか。
・改善策:本人のためにもきちんと説明して、個々の性格に合わせた声かけを
考えながら納得してもらう。また、消毒や加湿をしっかり行う。
・その後の経過:現在は発症していないので、発症時には改善策にて対応する。
・ご意見:(O様)感染症の疑いがあるならば、仕方ないと思う。拘束と考え
るのではなく、感染を拡げない対処としては仕方ないと思う。
(Y様)熱を測ったり、マスクをしたりされているんですね。
(I様)その方の居室の環境整備が出来ればいいと思う。リビングで
テレビを観ているのであれば、居室にもテレビを置くなど
し、出来る範囲で隔離される側の環境を整える。
「待っててね」では入居者の方は納得しない。具体的にゴー
ルを伝える工夫が必要だと思います。
②令和元年6月12日(水)
<事例:ひのきユニット>
78歳 男性 認知症があり、特定の職員に対して介護依存のある方です。
日中は排泄自立、夜間は覚醒状態も考慮し、移乗時と排泄時は見守りを
行うことになっている方です。
・事例 :現在、夜間のみ移乗・移動が見守りとなっているが、職員によっ
てはフットレストの上げ下げ・下衣の上げ下げ介助を希望する時
がある。排泄動作が出来る自立の方であるが、本人より要望があっ
た時に自分で出来る事を手伝わないのは虐待に繋がるのか。
・改善策:職員の対応の統一(特養職員に聞き取りし、何ができて、何がで
きないのかを把握する)。その上で出来る事・出来ない事を線引き
し、自助努力をしていただく。体調によっては出来ない事もあるの
で、その日の様子を夜勤者に引き継ぐ。引き続き、付添の介助を行
うことで、転倒事故を未然に防ぐ。
・その後の経過:特養職員に聞き取りを実施。現在、身体状態の低下により
自身にて動くことが難しい状態で、7/10から移乗時は2人に
て介助を行っている。今後、身体状態の回復がみられてきた
際には、聞き取りを行った対応で統一を図っていく。
・ご意見:(O様)本人が好きな職員さんなのかな。
(Y様)出来る事はやってもらった方が良いと思う。見守りを継続
して出来ない事だけ手伝えば、虐待にならないと思う。
*評価・要望・助言
・入居者代表
(W様)将棋をやりにさくらの杜のデイサービスに行ったが、相手が強
かった。ふくろうの杜はいいところです。今は別に不便はなく
安心して暮らしている。
(O様)白内障の手術をしました。次は逆の目です。みんなの顔が見られ
るようになって良かった。目が見えるようになったら、皆とどこ
か行きたいと思っている。運動とか、バレーとかやってみたい。
昔は立山にも山登りをした。みんなと一緒に何かしたいと考えて
います。
・家族代表
(F様)皆さんに良くしてもらっている。入居者の方が甘えられるのは、
皆さんに優しくしてもらっているからだと思います。
(O様)在宅にいる時、ショートステイを目一杯使っていて、使える日数
の上限がみえてきた時にこちらに入れていただいて良かったと
思います。
いざ母を入居させてみて、罪悪感でいっぱいの時もありました。
今は、こちらに入れてもらって感謝しかありません。
数分でも面会に来ることで、私自身も楽な気分になります。近所
の方や周りの方にも「ふくろうに入れて良かったね」と言ってく
れる方がいて、私も本当にいい施設に入れて良かったと思ってい
ます。
・地域包括支援センター
(I様)特にありません。
映画鑑賞とかっていいですね。映画も懐かしいと思います。
・地域住民代表
(Y様)今年もふくろうの杜を借り、9/1に老人会で敬老会をやらせていた
だきます。踊りやマジック等を予定しているので、見に来てくだ
さい。
*その他
・災害時の協力依頼及び防災情報について
〇ふくろうの杜概要について説明
1.利用定員
2.入居者状況
3.職員数
4.消防設備
5.非常口
6.消防訓練
7.マニュアル整備状況
8.備蓄品
〇災害時警戒レベルについて
「警戒レベル4で全員避難」
水害・土砂災害について、市町村が出す避難情報と、国や都道府県が出す防災気象情報
が、5段階に整理されました。今後は「警戒レベル」で避難のタイミングが伝えられます。
「警戒レベル3で高齢者等は避難」となります。自治体から既にリーフレットなど配布さ
れていると思いますが、皆様にもお知らせしたいと思います。
警戒レベル5
<避難行動等>既に災害が発生している状況です。命を守るための最善の行動をとりま
しょう。
<避難情報等>災害発生情報:災害が実際に発生していることを把握した場合に、可能
範囲で発令
警戒レベル4(全員避難)
<避難行動等>速やかに避難先へ避難しましょう。公的な避難場所までの移動が危険と
思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難
しましょう。
<避難情報等>避難勧告、避難指示(緊急)
地域の状況に応じて緊急的又は重ねて避難を促す場合に発令
(市町村が発令)
警戒レベル3(高齢者等は避難)
<避難行動等>避難に時間を要する人(ご高齢の方、障がいのある方、乳幼児等)と
その支援者は避難をしましょう。その他の人は、避難の準備を整えま
しょう。
<避難情報等>避難準備・高齢者等避難開始(市町村が発令)
警戒レベル2
<避難行動等>避難に供え、ハザードマップ等により、自らの避難行動を確認しましょう。
<避難情報等>洪水注意報、大雨注意報(気象庁が発表)
警戒レベル1
<避難行動等>災害への心構えを高めましょう
<避難情報等>早期注意情報(気象庁が発表)
火事や災害に備え、必要な設備を設けたり、訓練を実施したり、マニュアルを整備するなど
しておりますが、もしもの時、特に夜間や早朝は職員が手薄になることからも、地域の皆様
にご協力を頂ければと思いますので、何卒よろしくお願い致します。また、逆に地域の皆様
が被災されるなどした場合には、施設を開放したり、出来る限りの協力をさせていただければ
と思いますので、今後ともよろしくお願い致します。