お知らせ

2019.09.20

運営推進会議

第44回運営推進会議を行いました。

*ユニット見学
委員の方々にユニットの見学をしていただきました。

 

*運営状況・活動状況報告

 

*身体拘束・虐待防止委員会内容報告、ご意見
①令和元年7月11日(木)
<事例:かえでユニット>
91歳 女性 認知症があり、帰宅願望がみられると落ち着かなくなり歩こうとされる方で
歩行状態は短距離であれば伝え歩きができるが、長距離となると転倒する恐れがある方です。
・事例 :最近、夕方になると不穏になり立ち上がろうとして歩かれようとする行為がみられる。
     2~3mの歩行は可能であるが、長距離は困難であり、転倒リスクも高いため、車イス
     に移乗しようとすると、本人様は大声を出される等歩きたい様子。その時は歩行に付き
     添い、会話をしたり、ソファーに移動し一緒に過ごしたりしている。本人様は歩行を
     したいが、安全性を考慮し車イスに移乗してもらうことは、行動抑制にあたるのか。
・改善策:車イスを使用することが安全であるかもしれないが、本人様の意向に反して移乗する
     ことは抑制になるのではないか。短距離であれば歩行可能であるため、いつもと違う
     環境で座っていただき様子観察してみてはどうか。それでも、不穏な様子が続く時は
     職員と会話をしたり、散歩に出かけたりして様子観察していく。
・その後の経過:
     その後は不穏になることがみられず、洗濯物たたみや散歩等で落ち着いている。
     今後、不穏等がみられた時は改善策で対応していく。
・ご意見:(K様)難しいところだと思います。個別に対応していて落ち着かれているようなので
         個々に合わせたケアができているのでいいと思います。
         膝折れしてしまう方なら無理かもしれませんが、U字歩行器を試してみても
         いいのではないか。
     (Y様)安全性を考えたら仕方ないと思います。
     (O様)今は落ち着いていますが、うちの母を思い出します。
     (K様)気を紛らわせたりしているのでいいと思います。家族が面会に来られない方は
         落ち着きがなくなると思います。落ち着きがなくなる頃にお手伝いをしてもらって
         いるなら、継続していいと思います。

 

②令和元年8月14日(水)
<事例:あけびユニット>
68歳 女性 脊髄小脳変性症の持病を持ち、徐々にではあるが日常生活動作が低下し、食事
摂取量も減ってきている方で、長時間の離床は体力的にも負担が大きくなってきている方です。
・事例 :本人は「食事はいらない、食べたくない」、食後は「すぐに寝たい」「歩きたくない」等の
     希望がある。家族は食事は食べてほしい、日中は起きていてほしい、歩く練習をして
     ほしい等の希望をしている。現段階で職員は「旦那さんに言われているので…」と説明し
     無理に家族の希望で勧めてしまっている。しかし、ここ最近は体力・食事量・嚥下力の
     低下があり、食事形態も一時的に常食からペースト食に変更した。現在は、食事形態を粥・
     やわら御膳で提供しているが、摂取量は少ない。家族希望の介助になってしまっていて
     本人の希望に沿った対応ができていない状態は、虐待にあたるのか。
・改善策:日所生活動作が低下しているため、体力もなくなっている。家族へ現状の報告をし、
     知ってもらう。相談員より、居宅介護支援専門員へ伝え、デイサービスや訪問看護へ状況の
     確認をする。また、本人が食べたい物の提供を食事の他に勧めてみる。
     次回の利用から、職員付き添いの元で居室配膳での食事を試してみる。
・その後の経過:
     現在、居室でテーブルと椅子を用意し食事を召し上がっており、半分ほど食事が摂れて
     いる。リビングで提供し様子をみたが、1~2割の摂取にとどまった。自室にて食事を提供
     する時には職員が付き添いを行っている。また、食事以外の時間には希望時に持参の煎餅
     やゼリーを提供、できるだけ食事を勧めるが、本人様に負担の少ないようにしている。
     病名の変更があり、脊髄小脳変性症との診断が多系統筋萎縮症と病名が変更になっている。
     居宅介護支援専門員に確認すると、他の在宅サービス利用時もショートステイ利用時と同じ
     状況で、食欲もなく、すぐに休みたいとの訴えがあるとの事。
     今月24日にサービス担当者会議があり、他の在宅サービスとの情報共有、及び、今後の
     対応について話し合いを行うこととなる。
・ご意見:(O様)病状が進行してきたら、病院の受入でもいいのではないか。
     (K様)今後、食事摂取が困難となった場合、胃ろうを造ることで体力が戻る方もいるので
         胃ろう造設という選択肢もあると思う。
 

*評価・要望・助言
・入居者代表
 (O様)敬老会がとても良かった。おやつに紅白饅頭が出て良かった。
 (W様)敬老会が楽しかった。ここに来て2年になるが、今がすごく楽しい。こんな楽しい所は
     ない。ありがたいと思っています。みんな明るいから楽しい。生きていくには楽しく
     なくっちゃ。ストレスを溜めない事と腹を立てないことが大切です。
・家族代表
 (K様)かえでユニットを見学させていただきました。入ったら明るくてとても良かったです。
     リビング全体に日が入り暖かかった。おやつを部屋で食べている方もいるのですね。
     お風呂もトイレもきれいで良かったです。入居者の方の中には週刊誌を一生懸命読まれ
     ている方もいました。
 (O様)くるみユニットを見せていただきました。母がいるユニットと雰囲気が違って、旅館の
     様で、落ち着いた雰囲気でした。設えもきれいで落ち着ける環境で、スタッフも対応が
     良かったです。入居者の方が点々と座っていたが、職員の目配りができていた。
       →ユニット費を毎月支給し、予算に合った椅子やテーブル、テレビ等をユニット毎に
        買っています。購入するものはユニットに任せているので、ユニットのカラーが
        出て、それぞれに違う雰囲気が出ているのだと思います。(施設長)
・地域包括支援センター
 (K様)あけびユニットを見せていただきました。以前よりもウェルカムな雰囲気でした。
     ショートステイのユニットという事もあり、以前担当させていただいた方がご利用
     になっていました。居心地がよく、私も落ち着いて過ごすことができ、良かったです。
・地域住民代表
 (Y様)ひのきユニットを見せていただいきました。入った時に明るく、景観も良かったです。
     職員の対応も良かった。トイレの壁紙も花柄で良かった。お風呂場もきれいに整理
     されていました。入居者の方が話をされていて、戦争の話でした。笑顔で話をされて
     いて良かったと思います。

 

*その他
 ・本年10月1日に施行される消費税引き上げに伴い、消費税対応分として介護報酬改定が行われる
  こととなり、国から改定内容が告示されました。つきましてh、令和元年10月より介護報酬改定
  に伴うご利用料金の変更をさせていただくことになりました。1日当たり2~3単位の値上がりと
  なります。また、介護保険給付対象外サービス(実費)につきましても、消費税増税に伴い
  見直しをさせていただきますので、何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い致します。

関連施設
  • 【さくらの杜】宇都宮市の特別養護老人ホーム
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