お知らせ

2020.01.17

運営推進会議

第46回 運営推進会議を行いました。

 

*運営状況・活動状況報告

 

*身体拘束・虐待防止委員会内容報告・ご意見

①令和元年11月13日(水)

 <事例:かえでユニット>

  85歳 男性 認知症はあるが、会話の理解はでき、1日を通してベッドで休まれていることが

  多い方です。

  ・事例 :食事が終わるとすぐに自身で車椅子を自走し、自室へ向かわれる。食事のため、

       少しして、ベッドに横になってもらうようご本人にも説明し理解は得ているが、

       ご本人としてはリビングにいる自室へ行きベッドに横になり一人で過ごしたい

       様子。職員としては逆流性食道炎のリスクや食事以外ほとんど臥床しているため

       ご本人の事を考え起きている時間を設けたいが、離床している事はご本人の

       希望に沿えていないのだろうか。

  ・改善策:ご本人はリビングにいるより自室へ行き一人で過ごしたい様子。ご本人の興味の

       ある囲碁の問題集をコピーしたものを食後に見てもらったり、ユニットで囲碁の

       本を購入し、食後に見てもらうなどを検討していく。他にもご本人の興味のある

       ものをご本人の意向に沿って取り入れていく。意識消失もみられる方なので、

       前傾姿勢に注意しながら少しの時間は起きていてもらった方が良いが、逆流性

       食道炎に注意すれば、ご本人の希望に沿って、早い時間に休養しても良い。

       その際、ベッド臥床後の少しの時間はベッドをギャッヂアップして過ごしていた

       だく。ベッドから転落する危険性を考慮し、静養後の巡視を強化する。

  ・その後の経過:

       最近は30分程は起きて過ごしている。自室へ戻ろうとする際は週刊誌を渡したり

       自室へ戻られても車椅子上で過ごしている事が多い。囲碁が好きなため、ユニッ

       トで本を購入予定。

  ・ご意見

   (Y様)体のことも考え、職員の対応もしっかりしているので、自由に過ごしてもらって

       もいいと思います。本人の希望に沿ってやれていればいいと思います。

   (O様)虐待にはならないと思います。一人で過ごしたい希望なら仕方がないと思います。

       コミュニケーションを取る事が苦手な方もいるので、いいと思います。

 

 

②令和元年12月1日(水)

 <事例:あけびユニット>

  76歳 男性 昨年夏から認知症の進行が急激にみられ、独歩にて歩くことはできるが、意思疎通

  が困難な状態。起きている時は歩いている事がほとんどで、疲れによりふらつきもみられる方

  です。

  ・事例 :他利用者の居室に入ろうとしたり、キッチンの中へ入ったりしてしまう。職員は

       「そっちはダメ。向こうへ行きましょう。」等と声を掛け、リビングなどに誘導して

       しまっている。言葉で説明や、ジェスチャーで伝えても、本人へは伝わっていない。

       「そっちはダメ、向こうへ行きましょう。」等という言葉かけは身体拘束にあたる

       のか。

  ・改善策:何か目的があり、歩いているのかもしれない。「ダメ」等の声かけは拘束にあたる。

       安全面とトラブルを防ぐために、強い口調では本人へも伝わってしまうため、やん

       わり優しい口調で伝える。レクリェーションや興味のある物・集中できる物の提供。

  ・その後の経過:

       委員会後のご利用は、比較的落ち着かれていてリビングのソファーや椅子で過ごす事

       が多く、声かけにも注意しながら、本人の意向を確認したり、レクリェーションでは

       塗り絵等を勧めてみました。あまり集中して行う事はありませんでしたが、機能訓練

       には職員と一緒に熱心に参加されていたので、今後も継続していきたいと思います。

  ・ご意見:

   (Y様)話が伝わらない方なら仕方ないと思いますが、キッチンには危ないものもあると

       思うので、やんわり言えば虐待にはならないと思います。

   (O様)虐待にはならないと思います。言い方がつい強くなってしまう事もあると思う。

       何かに興味があれば、近づいたり触ったりしますよね。

 

*評価・要望・助言

 ・入居者代表

   (O様)私が来てから1年経ったけど、困った事はないです。この3月で94歳になるの。

       海で育ったから、今でも海が恋しい時がある。

       今年も体を壊さず、ここに来て目だけ病院に行っただけです。

       ここは温度が一定だから薄着でも大丈夫です。

       私の仕事はみんなの洗濯物をたたむことです。何かあったら私に行ってください。

 ・家族代表

   (K様)先日私の孫が産まれ、なかなか面会に来ることが出来ませんでした。母にとっては

       ひ孫になります。北海道や九州の孫たちも先日面会に来れたので、良かったと思い

       ます。外ひ孫の事はわからない様子でした。母にしたら、施設に入りとても良く

       してもらっていると思います。ありがたく思っています。

   (O様)母も今月99歳になります。17・18年一緒に暮らしていたけど、母の味をみてきて

       作ることも出来ますが、他の家族は作ることが出来ないです。面会に来た時は

       母の爪を切っていますが、何かをしてあげると「ありがとう」と言ってくれます。

       母は今の生活に慣れて安心して生活していると思います。毎週面会に来ていても

       忘れてしまっています。家族としてはできない事をやってもらえてありがたいです。

 ・地域住民代表

   (Y様)私の友人がショートステイを使っていて、2泊位させてあげたらと話をしているの

       ですが、1泊しか泊まらないようなんです。私としては家族の負担も考え、2泊位

       泊まって休んで欲しいと思っています。

 ・地域包括支援センター

   (K様)入居している方の話を聞くと、楽しく生活しているので良かったです。

 

*その他

 ・感染症予防について

   今シーズンはインフルエンザ等の感染症に罹られた方もなく、落ち着いて過ごしていた

   だいています。年末年始はご面会に来て下さるご家族の方も多く良かったのですが、

   感染症予防の観点から、面会者の方の中に小学生以下の方が含まれる場合、3月末まで

   2階のおしゃべりコーナーを使用していただくこととなりました。何卒、ご理解とご協力

   をお願いいたします。

 

 ・桜寿会新聞について

   これまで地域の方にお配りしていたふくろう新聞ですが、もっとたくさんの方にふくろう

   の杜、桜寿会を知っていただこうと、名称を変え、桜寿会新聞として幅広く配布させて

   いただくことになりました。桜寿会新聞は法人全体の新聞となりまして、特養部門、ショ

   ートステイ・デイサービスなどの各部署を載せる新聞に生まれ変わりました。今後とも

   ご愛読いただければと思います。

 

関連施設
  • 【さくらの杜】宇都宮市の特別養護老人ホーム
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